ビジネスストーリーをおしゃれに宣伝した傑作ブランドムービー9選

November 16, 2019

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出典: Ivanko80 on Shutterstock

「人々の印象に残るようなブランドムービーを作成したい」「動画でユーザーを惹きつけ、ビジネスを知ってもらえるストーリーでインパクトを与えたい」そんな風に悩んでいる方へ、人々に大きな影響を与えた企業のブランドムービー9つをご紹介します。


■動画コンテンツは多くのユーザーに好まれている

「2018年の動画マーケティング動向」において、マーケティング担当者の83%が「動画の重要性が増している」と回答しています。 

これは、多くの人が動画コンテンツを好んで見ているということ。同時に、動画というのはユーザーのエンゲージメント率を高めているということが分かります。動画を見続けてもらうには、ユーザーが十分に楽しめて興味を持てるような動画にする必要があります。

動画広告のアイデアやコンセプトなどで思い悩んでいる方は、ぜひ下記の企業の動画広告で成功した事例を参考にしてみてください。

 

■人気動画トップ9

1.Reebok:25, 915 Days

この動画は女性と子供に向けたメッセージが込められています。Reebokは、「あなたに与えられた身体を大切に、敬う」というメッセージを込めた「#HonorYourDays」というキャンペーンをおこなっていました。

また、タイトルの「25,915日」という数字は、人間が生まれてから死ぬまでの平均日数。多くの人が快適なスニーカーを購入して、健康的で価値ある人生を送れるように…というお洒落で分かりやすい広告動画となっています。

Point

シーンのところどころに数字が入っているのをお気づきでしょうか?これは一人の女性に残された「時間」を表しています。残された時間を俯瞰して見ることで心理的動機付けを生み出し、見ている者へ行動を促す効果的な方法が取られています。


2.カナディアン・タイヤ:Wheels

2016年の夏季オリンピックでカナダチームのサポーターを勤めた企業の有名なブランドムービーです。

空き地でバスケットボールをして遊ぶ少年たちの近所に、車椅子の少年が引っ越してきました。転がったボールを追いかけてやってきた男の子は、車椅子姿の彼を見て何も言わずに立ち去ってしまいます。しかし後日、車椅子の少年の家にバスケットボールが置かれていて…。

言葉で語らず、少年たちの心の優しさを1分の映像で描いたこの作品は、視聴者の感情に訴える素晴らしいストーリーです。さらに製品である「ホイール」をうまく宣伝しているブランドムービーとなっています。

Point

時事問題と絡めて制作・配信することも視聴者の心に印象付ける方法です。見る人の心に近づくためには、ブランドを直接アピールするものでなくても問題ありません。 


3.アリババ/To the Greatness of Small

中国に本拠を置いている多国籍電子商取引プラットフォームであるアリババが制作した動画広告です。

ケニアの若いホッケー選手が、雪や氷を見たことがないのにアイススポーツをすることがおかしいと言われているというストーリーから始まります。しかし最終的にケニアチームは2018年冬季オリンピックに選出され、素晴らしい小さな夢が大きな夢へと変わっていくということが証明された、という夢と勇気を与えるブランドムービーです。 

そして最後に、「アリババは世界中の小さな企業や若者たちに力を与えています」というメッセージで締めくくり、2分弱の間にビジネスストーリーを完成させています。

Point

より多くの視聴者を集めたい場合、まずは狭い範囲の視聴者をターゲットにしてみてください。発信したメッセージに共鳴する一定層がいるはずです。また、多くの人と関わりのあるテーマやアイデアを入れることで、生活のモチベーションを高めます。


4. Google Android:Friendship Furever

2015年に配信され、Androidで最もシェアされた広告の一つ。

普段は絶対に一緒に過ごすことのない動物同士の、ユニークで微笑ましい友情が描かれた動画広告です。この動画に共感する人が多発し、実に640万回以上もの再生数を記録しました。現在では公式映像は削除されていますが、多くの人がこのブランドムービーを拡散するためにYoutubeにアップしていますのでご覧ください。

Point

シンプルな広告の特徴として、視聴者がテーマに共感すれば、より大きな影響力を与えることができます。


5.Nike Women: Better For It

ジムやマラソンでの女性の心情をユーモアたっぷりに表現している動画です。「難しいことに挑戦して失敗するけれども、最後には成功する」というメッセージ性の強い動画は、見る人に勇気と人生の楽しさを感じさせます。ちょっぴり元気を分けてもらいたいときにもおすすめできる動画です!

Point

少しクスッとできるシーンが盛り込まれていることも視聴者を集めるコツ。同じ目線に立つことで共感を得やすく、また動画広告の魅力もアップします。


6.BuzzFeed for Purina:Puppyhood

疲れた時などに子犬と過ごす可愛い動画や猫の動画などを見ると自然と癒されるものです。この動画には、そんなキュートでやんちゃな子犬が登場します。誰もが笑顔になれる動画に仕上がっています。ペットフードブランドであるPurinaのPuppy Chowのブランドムービーですが、広告とは思えない豊かなストーリーで多くの視聴者に支持されました。

Point

「日常生活を切り取ったような普遍的なストーリー」の中で製品やサービスを示すことで、良い意味での「広告らしくない広告」が作成できます。


7.コカ・コーラ:The Last Customer(最後のお客様)

この動画広告は、飲料メーカーのコカ・コーラが、15,000人以上の働くフィリピン人にクリスマスのサプライズギフトをプレゼントするという大掛かりなストーリー。

フィリピンでは家族と一緒にクリスマスを過ごすことが当たり前。だからこそ、仕事でクリスマスが潰れてしまった人への共感が高く大ヒットにつながったと考えられます。

Point

企業が「誰か」のために行動したことは、顧客に誠実であると感じさせ、信頼に直結します。感情に訴えるマーケティングでの成功例といえます。


8.Always: Like A Girl(女の子らしく)

こちらはアメリカの女性用品ブランドであるオールウェイズ(Always)と、日本の会社P&G社(ウィスパー)が、2015年7月7日から「#LikeAGirl(女の子らしく)」キャンペーンの一環としてYoutubeにアップロードしたブランドムービー。

この動画は、「女の子らしく」という言葉が無意識のうちにどのように捉えられているか?というメッセージを表現しており、見る人を深く考えさせます。思春期特有のセンシティブな気持ちを可視化しつつ、企業のポジティブなストーリーが感じられます。

Point

コミットするマーケティングは、視聴者(消費者)に力を与えます。「不足している」と思わせるより、前向きなメッセージの方が好感度が上がるのです。


9.Artifact Uprising:On Legacy

この動画は、自分の子供・孫の可愛い姿、成長していく姿を収めたフォトブックを作成することを一つの趣味にしている、ある男性のストーリーです。Artifact Uprisingはフォトブックサービスをおこなっている企業ですが、視聴する人の心に深く残る感動的なストーリーを紹介することで、ブランドの円滑なプロモーションに成功しています。

Point

人々があなたの企業のサービスをどのように利用するか、そのサービスでどんな生活を送ることができるようになるのかをイメージすることが大切です。そしてイメージをストーリーにし、動画で視聴者に追体験させるのです。


人の心を打つ、感動的でユーモアがある人気のブランドムービーを9つご紹介しました。宣伝方法や広告費に悩むだけではなく、自社のサービスや製品にはどのようなメリットがあるのか?どのような生活を得られるのか?を明確にしておくことも重要です。

また感動的で心温まるような優しい物語や、体験を共有できるような視聴者の目線に立った動画であることもポイント。温かな気持ちになる動画のほかに、勇気や元気をもらえるようなビジネスストーリーが反映された動画広告も人気が出ます。

ユーザーが、その商品やサービスを見たとき、「あの動画広告で見た」と思い出させることができるような、インパクトの強い動画広告を制作できたら大成功です!